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『箱館戦争ソリティア』AAR: 1868年11月

5月下旬発売のBANZAIまがじんEX第9号付録『箱館戦争ソリティア』を紹介するAAR(アフター・アクション・レポート)をお届けします。画像のカウンターは製品版と同じですが、マップはテストプレイ用のものであり、製品版とは一部異なることをお断りいたします。

ソリティア・ゲームの1スタイルを確立した「States of Siege」を意識したつくりとなっています。五稜郭を中心に放射状に広がっている5本の経路から新政府軍が攻め込んでくる……というものですが、それだけだと単調になるため、また特集に合わせて「海洋戦略」に思いを馳せるゲームにしたかったので、いくつかしかけが用意されています。

写真は初期配置の状態。鷲ノ木から上陸した旧幕府軍が五稜郭に無血入城したところから始まります。箱館湾には軍艦5隻が停泊しています。ルールは公開済みなので詳細はそちらを参照してください。

最初にやることは松前藩を蝦夷地から叩き出すこと。上陸地点が新政府軍支配下なら、2つにつき毎ターン威信が1低下するというペナルティがあります。また、支配している上陸地点の数が徴税できる上限になるので、第1ターンは必ず乙部と松前まで前進しなければなりません。問題は、そのためにかかるコストを予想し、適切に徴税したいものです(史実のように住民感情を損ねると、いろいろ面倒が発生します)。

金のない旧幕府軍──蝦夷共和国は、原則として課税のみが収入です。金3を取り立て、早速住民感情が悪化しました。土方が乙部方面、もう一隊が松前方面に攻め込みましたが、土方隊の攻撃がふるいません。予想以上の補給を使って乙部、松前を支配して松前藩を青森に追い出します。鬼の土方はどこへ? 補給を使いすぎたのが災いして、地上部隊1つが損耗します。一方で諸外国との外交がうまくいき、威信が11に上がりました。

新政府軍の行動はチットで決めます。チットにはイベントも含まれており、薩摩藩が早くも青森入りしました。また澤太郎左衛門もアクティベート、〈開陽〉の指揮を執ることになりました(五稜郭に待機することで、住民感情の悪化を抑える効果も期待できます)。

続きます。

 

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