先日、南彦根で開催されたゲーム会に参加させていただきました。夕食の席で、自分のゲームは「ひとつの章にルールを詰め込みすぎ」とのご指摘をいただきました。 こうしたご意見はなかなかいただけないので、その場では舌打ちしたかもしれませんが(していません)、ありがたく思います。
そのときにした言い訳が、「ルール全体を概ね10章(チャプター)で収めたいから」というものでしたが、これは多分にCommand Magazine(XTR)あるいはタイ・ボンバ氏のスタイルの影響によるものです。ボンバ氏のルールブックは概ね10章前後で構成されており、例えば最新作『France Overseas, 1940』(2026, Decision Games. リンク先はBoardGameGeek)の章立ては次のとおりです。

一方、同時期に発売されたミランダ氏の『CENTCOM: Persian Gulf War 2001-2003』(同上)の章立てはこちら。

ルールの分量が多いにしても、同じマガジン・ゲームのルールブックなのに3倍近く細かく分けられています。
実際にプレイしたからわかったことですが、前者は連合国の海軍力、枢軸国の空軍力の運用を「5.0 ターンの手順」内の項(セクション)で説明しており、やや不親切な構造となっております。これは別に章立てして、もっと丁寧に説明すべきだった。冒頭のご指摘はそういうことだぞと自戒しつつ、今後に活かします。『歴ボド』のルールブックがわかりやすいと評判なので、参考にしたいと思います。
ここからは余談&とばっちりですが、個人的に「ひとつの章にルールを詰め込みすぎ」の印象を持っていたのがグレゴリー・スミス氏で、『Sinking Yamato』(2026, Compass Games)がそうだったと別のテーブルで悪態をついておりましたが、再確認したところ、そこまで詰め込まれていませんでした。お詫びして訂正いたします。以前の作品(『Pacific Tide』など)はその傾向にありましたが、明らかに読みやすく改善されておりました。
同作については辛めの評価を述べましたが、次号のBANZAIマガジンでその意図を含めてレビューを書く予定です。プレイヤーが〈大和〉の艦長である以上、ナラティブとして完結させるためには3回の空襲で〈大和〉が生き残った場合の処理が欲しかった、という内容。そこで「その後」のハウス・ルール(ダイスを振るだけですが)も発表する予定です。
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