11月20日発行予定のBANZAIマガジン第23号の付録ゲームは、諸般の事情により、Decision Gamesの『Bastogne*(邦題: バストーニュ包囲戦ソリティア)』となります。※リンク先はBoardGameGeek(BGG)
プレイヤーが包囲された第101空挺師団及び第9、第10機甲師団の各1個戦闘団を率い、ドイツ軍の猛攻からバストーニュを防衛するというソリティア・ゲーム。パットンの第3軍が救援に来るまで持ちこたえるか、ドイツ軍の士気を崩壊させることが目的です。BGGのシリーズには含まれていませんが「States of Siege」に属する作品で、東西南北4方向から攻めてくる敵の各1個師団プラス増援の戦闘団や旅団に対し、リソース──部隊、砲兵射撃、航空攻撃などをどう振り分けて対処するか、がポイントになります。
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オリジナルの難易度はイージー・モードでしたが、日本版は選択ルールとしてハード・モード、エクストリーム・モードを用意しております……これらはユーザーから指摘があった兵科による差違がないという問題を解消するための措置でもあり、ハード・モードでは敵戦車に対して対戦車兵器がないと大変なことになります。エクストリーム・モードでは米軍にコマンド・コントロールの制限が課せられ、補給ポイントがフリーハンドで使えなくなります。またドイツ軍の活性化率も高まります。
日本語版のマップは、当時の戦況図をベースに新たにデザイン。テーブルとチャートはプレイヤー・エイドにまとめてプレイアビリティを向上しました。
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ドイツ軍ユニットを保管するボックスは、実際の地図がそうであったように上から紙を貼ったような意匠を用いています。戦況図の状況は12月27日以降のもので、ゲームが終了した後、つまり第3軍がバストーニュへの回廊を開いた時。果たしてそれまでドイツ軍の猛攻を凌げるでしょうか!?
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バルジの戦い関連のゲーム開発に関しまして、他にもご報告があります。続報をお待ちください!!
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