久しぶりにラーメンを、それも11時過ぎに屋台のラーメンを食べたので、こんな与太話を思いついたのかもしれません

Paper Wars(以下PW)第114号の付録は『Combat! Brécourt Manor』で、第506空挺連隊によるブレクール砲塁攻略をテーマとしたソリティア・ゲーム。ユタ海岸に対して砲撃を行っていたこの砲兵陣地を空挺隊員が吹き飛ばす、あるいはドイツ軍守備隊として守り抜く、という戦いです。精鋭vs後備の兵というある種の非対称戦のためか、勝利レベル判定の結果が「誰が精鋭だって? 俺たちゃピンピンしてらあ」とか、「まあ君ら後備だからね……そんなもんだよね」とか煽り気味です。
しかし『Combat!』と言えばCompass Gamesのドル箱ソリティア・ゲーム・シリーズ。どれも定価139ドルのボックス入りゲームです。カードはチットで流用するとして、肝心のシリーズ・ルールをどうするのかと思っていたら、何と、誌面全部をそちらに充てているのですね。専用ルールは綴じ込みで。これはもうウォーゲーム雑誌ではなく、ジップロック入りウォーゲームなのでは。と感じたところで、では「ウォーゲーム雑誌」の定義とは何か、をあらためて考えさせられたわけです。
ラーメンの構成要素をスープと麺(どちらも大事)、トッピング(チャーシューやメンマ、もやしにネギなど)の3つとすれば、ウォーゲーム雑誌は、雑誌=スープとゲーム=麺、サポート(既発売ゲームのヴァリアントや追加シナリオ)=トッピングでできている、と言えないでしょうか。PW最新号は、ラーメンを期待していたら麺だけ出てきた、というわけです。これはもちろん、ウォーゲーム雑誌がジップロック入りゲームより優れているというのではなく、ウォーゲーム雑誌とという商品形態の特殊性を問うているのです。よく、「ラーメンは小宇宙(コスモ)」(リンク先「日本のラーメンは、丼の中に広がる小宇宙だ!―中国メディア」Record China)と表現されるように、ウォーゲーム雑誌もまた、小宇宙を形成しているように思うわけです。
「ラーメンは、麺を食べる料理である」とラーメン店のご主人が書かれています(リンク先は拉麺阿吽岩井将人氏のnote)。麺(付録ゲーム)は大事だけれど、それを美味しく食べさせるためのスープ(誌面)も大事なのです。
ここで各国のウォーゲーム雑誌の在り方をラーメンを使って比較しようと思ったところで力尽きました。今のBANZAIマガジンはつけ麺を目指しているのだよ、とか変な話も書きたかったのですが。少しだけ続けさせてもらうと、リンク先のご主人が書かれている
「美味しいスープに合わせる麺」ではなく、
「作りたい麺に合わせてスープを設計する」世界があっていい。
これは別冊昭和のBANZAIマガジン創刊号のコンセプトでした。麺=『第四帝国』を美味しく食べてもらうためにスープ=誌面を設計する。古いゲームなので、懐古趣味の誌面=昔ながらのスープを用意する。けれど、昔のままのスープが今美味しいとは限らないので少しだけアレンジも加える。そんなラーメン屋のオヤジ(タオル鉢巻きに黒いTシャツで腕組み)の気持ちを汲み取っていただけて(下記リンク先参照)、男泣きです(次のロットから塩味が増すかもしれません)。
▼人気ブログ「Their Finest Hour」さまの記事

▼文字化けがひどいですが『別冊昭和のBANZAIマガジン』の商品ページ。熱いレビューをいただいております!!

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