次号予告は明日への活力(活力)

別冊昭和のBANZAIマガジン、以前お伝えしたように現在版元在庫切れですが、BANZAIマガジン第30号が発行される頃には元気に帰ってきますので、今しばらくお待ちください。

「別冊昭和」一発屋と思われた方もいらっしゃるでしょうが、あと何回か続きます(弾丸は用意してあります)。次号は「昭和の大戦車戦」編で、付録ゲームはこんな機会でなければライセンスできなかった(理由は後述)『Prochorovka: Armor at Kursk』(Stephen V. Cole, Task Force Games, 1979)です(リンク先はBoardGameGeek)。

かつて2回だけオリジンズに行ったことがあるのですが、そのうちの1回で、本作を購入しました。プレイしてそれなりに楽しんだ記憶が……悪くはないんだけれど、理由がないと今さらプレイしないよね、というBGGの6.4点というスコアを絶妙に感じます。

画像はBGGより。こちらは箱入り版。その前にポケット・ゲーム・シリーズとしてA5判くらいのジップロック入りで登場。

1ターン=1時間、1ユニット=大隊、1ヘクス=400メートルのスケールで、第2SS装甲軍団と第5親衛戦車軍との戦闘を描きます。スケールからすると作戦戦術級(グランド・タクティカル)ですが、ゲーム・システムはオーソドックスな作戦級に近いもの。ZOCこそないものの、両軍が交互にプレイヤー・ターンを行い、移動と戦闘を実行します。射程を持つのは砲兵だけ。戦闘は隣接する敵ユニットに対して行い、戦闘力差式の戦闘結果表を用いて解決します。

毎ターン、先攻と後攻を決めるため、ダブル・ターンが発生して貴重な砲兵隊が蹂躙されたり、混乱した部隊が逃げ遅れたりと、混沌とした戦場が再現されます。プレイするたびに展開が大きく変わるのが魅力のひとつ。一方で、BGGのレビューでも指摘されているように、戦闘序列が古く、そもそも両軍合計で1,000両を超える戦車が雌雄を決するために集結した……という史観に基づいた作品です。「今さら……」という意見にも頷けます。ですが、それを理解した上で臨めば、まさに「別冊昭和」にぴったりではありませんか

もちろん本作は愛される美点も持っており、同レビューの中には100回近くプレイしたという猛者も。また、本作のシステムを用いてチル川の戦い(Armor on the Chir River)のヴァリアントが、Battleplan誌第6号に掲載されていました(リンク先はBGG)。

そこで「別冊昭和」も負けてはいられません。今となってはこちらが本命の大戦車戦、ドゥブノ(ブロディ)の戦いのヴァリアントも付録になります。クルスクとドゥブノ、同じシステムでお楽しみいただけるというわけです(後者はさすがに少しだけアップデートされ、コマンド・コントロールのルールが追加されますが)。

BANZAIマガジン第30号でも次々号予告に異変があります。ご期待ください(いやいや次号予告なんぞでなく、本編にご期待ください)。

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