本日より『アイスランド侵攻: イカロス作戦』のご予約開始です。デザイナーは、2020年に逝去されたブルース・コステロ氏。氏の作品はこれまでに『レッド・ドラゴン・ライジング』と『アリューシャン・キャンペーン』が日本語版としてリリースされており、遺作となった本作が3作目となります。どの作品も陸海空の3要素をシンプルな形で取り入れているのが特徴と言えるでしょう。「うっかり」が勝敗につながってしまう(上陸任務を終えた輸送船を「うっかり」放置して水上戦で沈められて負けた、とか、「うっかり」飛行場に守備隊を置き忘れたため降下猟兵中隊に占領された、とか)小品ですが、仮想戦なので何が起こるかわからない楽しみが詰まっています。「うっかり」を楽しもう。
ついでと言っては何ですが、本日よりSalt & Pepper Gamesの『Queen of Spies』の取り扱いも始まります。

第一次世界大戦中にフランスやベルギーで暗躍したスパイ網「アリス・ネットワーク」をテーマにしたソリティア。同社はこれまでのウォーゲームとユーロゲームの間を走る細い橋(シラート!?)みたいな作品を送り出していますが、本作もそれ。プレイヤーはコードネーム「アリス」ことルイーズ・ド・ベティニー(リンク先はWikipedia)となり、工作員を育成してスパイ・ミッションに挑みます。
日本語でアリス・ネットワークに関して読める本がないかと探したところ、ハーパーBOOKS『戦場のアリス』を発見。

原題は『The Alice Network』。1947年と第一次世界大戦中を行きつ戻りつしながら、アリス・ネットワークの一員となったイヴと、1947年の彼女と関わることになった「ヤンキーのお嬢ちゃん」が過去の亡霊と対決しつつ前へ進むというフィクション……ではありますが、著者後書きによると、作中に登場する「リリー」こと「アリス」に関するエピソードは史実を踏まえたもので、一読すれば『Queen of Spies』をプレイする上でイメージを膨らませてくれます。
「何でや! スピットファイア関係ないやろ!」と思う表紙ですが、オリジナルもそうなんだから仕方ない。「ヤンキーのお嬢ちゃん」もある意味でアリス・ネットワークに加わったのだから、原題のままのほうが粋だと思うのですが。第一次世界大戦のクリスマス休戦をテーマにした映画の謎邦題『戦場のアリア』にあやかったのかもしれません。
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