プリント&プレイのページを更新しました

祖国解放戦争IF』と『Small Potatoes: イラン戦争2026』のプリント&プレイ版のデータを公開しました。それぞれのリンク先からどうぞ。印刷済みの駒と地図は引き続き配布を続けておりますので印刷や加工が面倒という方は是非

駄菓子ゲーム第3弾『シーハリアー』は印刷準備中です。

嗚呼『零戦』リスペクト。でも中級ハイレベルゲームは勘弁な。

今から40年以上前、友人が参加するということで、地元・広島で開催された同人誌即売会に行きました。そこで出会ったのが、『零戦』(バンダイ、1981年。リンク先はBoardGameGeek)のシステムを用いた『エリア88』の同人ゲームでした。現物が手元にないため記憶を頼りに書いていますが、ウォーゲームのクラブが出していたものではなく、どこかの大学の漫画サークルが出したもので、そのため当時のウォーゲーム雑誌の同人誌コーナーには紹介されていなかったように思います。ゲーム単体ではなく、サークルのメンバー各人が発表した作品のひとつ、という扱いでした。俺の作品への愛はゲームというかたちで表現するぜ、というところでしょうか。

ワープロさえ普及していない当時のこと、マップや駒はもちろん、データカードやルールはすべて手書きです。結局、プレイしないままどこかへいってしまいました。

強烈に覚えているのが、ハリアーのデータで、「速度4 / 旋回性3」というもの。『零戦』のルールだと60度旋回に1移動力必要なので、速度4の航空機は3回も旋回できないはずですが、もしかすると同じヘクスで120度旋回ができたのかもしれません。

パイロットの似顔絵入りの駒もあったように記憶しています。航空機や武装のコストも設定されていたかもしれません(エリア88だけに)。ご存じの方、あるいは所持されている方がいらっしゃいましたら是非、ご連絡ください。

ということを思い出しつつ、『零戦』のシステムならぎりぎりフォークランド戦争の空戦を再現できるんじゃないか、と思って制作したのが『シーハリアー』です。シーハリアーを零戦の位置づけにして、「速度5/旋回性3」に設定。その代わりVIFF機動を可能にして(実戦では使われなかったようですが)、シーハリアーの特殊機動を再現します。対するはアルゼンチン空軍のミラージュIIIですが、こんな感じ。

増槽の特別ルールのため、フォークランド諸島上空では苦戦を強いられます。

新型サイドワインダーとレーダーの差を考慮するとキルレシオ20:0も納得です。

ところで旧シミュレイターのクロスレビューを確認したところ、『零戦』が意外に高評価でした。レビュワー3人のおすすめ度は「4, 4, 2」。「リアリティつっこみ派は、『こんなものゲームじゃない』とのたまうかもしれない。そんなこと知ったことじゃない。ルールブックとにらめっこしながら飛行機とばしてどこがゲームなんだ。バンダイさん、このゲームはいかにも一般大衆にうけそうなゲームですね」(沢田香一氏)

同氏は中級ハイレベルゲームのことを「『エアー・フォース』のくさりかけみたいな難しさ」と酷評されていましたが(こう述べられていたため、上記の文章に皮肉を感じられるかもしれませんが、その意図はない思われます)、これには同意。今に至るまで中級ハイレベルゲームはやったことがありません、というか、ルールが理解できなかった。『撃墜王』(ツクダホビー、1984年。リンク先はBGG)ほどではないかもしれませんが。

その「バンダイさん」、『零戦』の中級ルールまでの内容で『エリア88』のゲームを出してくれていたら……と思わずにいられません。「一般大衆にうけそう」どころか大受けしたはずですぜ。

駄菓子ウォーゲーム第3弾『シーハリアー』。CTG通信様の『現代の航空戦術』(上巻または下巻)のおまけとして来週以降にご用意いたします。

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